Free生徒が育てた野菜苗販売 名農高、10日まで

丁寧な接客で苗を販売する生徒
丁寧な接客で苗を販売する生徒

青森県立名久井農業高(小笠原理高校長)で9日、毎年恒例の野菜苗販売が始まり、生徒たちが丹精込めて育てた14種類・35品種の苗を買い求める来場者でにぎわいを見せている。10日まで。

 苗は同校生物生産科の生徒が育てたもので、スイカ、キュウリ、トマト、ナス、ピーマンなど計4万5千本を販売する。

 本年度から全校行事として位置付け、生物生産科と環境システム科の全校生徒約150人が参加。駐車場整理、ハウスからの品出し、注文の聞き取り、商品の運搬など、早朝から長蛇の列を作った来場者にきめ細かく対応した。

 家庭菜園で育てようと、ナスやキュウリの苗を購入した八戸市松館の二ツ森純子さん(68)は「去年初めて購入したら良く育ったので今年も来た。生徒の接客が素晴らしかった」と満足した様子。

 昨年度の全国募集で横浜市から同校に入学した生物生産科2年の東結さん(16)は「お客様への対応が学べて勉強になる。丁寧に育てた苗を求めて遠方から来ていただけるのはとてもうれしい」と話していた。

 10日の販売時間は午前9時~午後2時。

 
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