Free【モノクロームに色をつけて 北奥羽カラー写真館】額に十字の風習

 昔懐かしい昭和の日常や風景を、身近にリアルに感じてもらおうと、デーリー東北が所蔵するモノクロ写真に色を付けてみました。写真をクリックすると、カラー化されます。

 6月2日は新郷村でキリスト祭が開かれます。スタートから60年。極めて怪しげな「竹内文書」から生まれた“キリストの墓”を観光振興のためにあえて利用し、1964年に始まった奇祭は、既に年中行事として村民の間に根付いています。
 キリストが村で没したとする話を補強するように語られるのが、写真の、赤ん坊の額に十字を書く風習。しかしこれはキリストとは関係なく、初めて外出する赤ん坊の厄よけのため、村に限らず全国で行われていた「アヤツコ」などと呼ばれる伝統です。平安時代には京都で行われていたといい、地域によって「大」や「犬」「⚪︎」「×」などと書く所も。西日本ではまだ残っている地域があるそうです。この写真を撮影した頃は既にキリスト祭が始まっており、伝統を写したものか、キリスト祭で額に十字を書く催しを行ったのかは不明です=1973年6月10日撮影

 画像編集ソフトのAI編集によってカラー化しました。実際とは色彩が異なる場合があります。「写真の色が違う」「こんな色だった」というご意見がありましたら、お待ちしております。

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