Free災害救助や物流、農業 ドローン活用見据えデモフライト/六ケ所

ドローンの機能について説明を受ける参加者
ドローンの機能について説明を受ける参加者

六ケ所村ドローン協議会(小泉陽大会長)は2日、同村尾駮コミュニティーセンターで自治体や消防、民間会社向けにドローンのデモフライトを披露した。参加者約50人は、災害救助や設備復旧への活用を見据えて機能を確認していた。

 協議会は、災害発生時に企業が連携してドローンを活用し早期復旧につなげることを目的に、村内の建設会社などドローンを保有する6社で昨年7月に組織した。

 10社以上の加盟を目指しており、ドローン機能に関する情報提供も兼ねて、今回は屋外で5機のデモフライトを実施した。

 このうち、中型のドローンは赤外線センサーを搭載し、温度の違いをモニターに映すことで上空から林の中にいる人を探しやすくなる利点が説明された。スピーカーを設置することができ、呼びかけも実演した。

 農業ドローン、物流用で巻き上げ機を備えたドローン、水中ドローンの実演も行われた。

 参加した北部上北消防本部警防課の市ノ渡康之さんは「消防が出動する災害現場では、頭上から探るのが有効なので、導入を含めて考えたい」と話していた。

 小泉会長は「災害の復旧に役立つドローンへの関心は高い。復旧でドローンを使う際には、企業間の連携が欠かせないので、ドローン保有企業に協議会への参加を呼びかけていきたい」と語った。

 
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