Freeウェブ記事を冊子化 住民インタビューなど掲載 洋野の「栞」第5弾

「ひろのの栞」第5弾の表紙

洋野町の地域おこし協力隊の支援などを行う一般社団法人「fumoto(フモト)」(大原圭太郎代表理事)は、町の生活や文化などをまとめた情報誌「ひろのの栞(しおり)」第5弾を発行した。ウェブサイト版に連載している地元住民へのインタビュー記事などを冊子にまとめた。大型連休中には、同町種市の「スタンド栞」で発行記念のイベントを開催する。

 報情誌は、町に愛着や関心のある関係人口の創出を目指す「ヒロノジン増加プロジェクト」の一環で、2021年から発行開始。同名のウェブサイトも開設し、フモトのスタッフが町の特色や魅力を取材して記事を掲載している。

 23年に盛岡市、東京、同町の3カ所で企画展を開催した際、ウェブ記事の冊子を手に取る来場者が多かったことから紙媒体化を企画。今号では、農漁業など町の基幹産業に携わる人々を取り上げたほか、ひろのの栞の制作スタッフや町職員へのインタビューも掲載した。

 大原さんは「あえて紙の読み物にすることで、町に関心を持つきっかけが増えると考えた。制作スタッフら裏方の思いも届けたい」とPRしている。

「ひろのの栞」ウェブサイトの二次元コード

 冊子は町立種市、大野両図書館やスタンド栞で無料配布するほか、ウェブサイトで無料郵送も受け付ける。スタンド栞では29日から5月3日まで、ひろのの栞の関連資料を展示するほか、5月2、3日には、ウェブ記事の製本を体験できるワークショップを開催する。ワークショップは参加費500円、定員は各回5人。問い合わせはフモト=0194(66)8860=へ。

 
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