Free物語をジャズの音に乗せて 八戸で29日に朗読会

カフェ・ドゥマンで朗読会に備える出演者ら
カフェ・ドゥマンで朗読会に備える出演者ら

八戸市の「はっち」で29日、演奏を交えた朗読会「あなたのストーリーをジャズの調べにのせて」が開かれる。読み聞かせするのは一般募集した個人の日常のエッセーのほか、南部の昔話。出演者は「作者の意図がすっと伝わるような朗読ができれば」と心が安らぐ場にしたい考えだ。

 世界で戦争や災害が相次ぐ中、何気ない日常の大切さを感じる機会をつくろうと、同市六日町の「カフェ・ドゥマン」が企画。震災をテーマにした昨年に続く朗読会となる。公募には同市や十和田市などから約50点が寄せられた。

 舞台は午後1時開演。第1部「南部の昔っ子」は久慈瑛子さん(三戸町)が語り部を務め、Machiko・kanekoさん(八戸市)がピアノを弾く。第2部は応募作品の朗読で、「Sahara Trio」が演奏を添える。

 「猿の嫁っこ」「貝守の別当さま」を読み聞かせする久慈さんは「大きな舞台で一緒に発表できて光栄」と話す。kanekoさんは「日本の子どもたちが知っている曲を中心に、寄り添うように演奏したい」と意欲を示す。

 朗読を担う山口礼子さんは(八戸市)は「心にしみる個々の思いをうまく読み上げられたら」、中嶋奈保子さん(同)は「カフェで朗読している経験を生かして発表したい」と練習に励む。

 前売り券(1500円)はカフェ・ドゥマン、はっちで扱う。問い合わせはカフェ・ドゥマン=電話0178(70)5414=へ。

 
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