十和田市深持の観光農園「手づくり村鯉艸郷（りそうきょう）」で、山野草のシラネアオイが見頃を迎えている。２４日は市内外からの来園者が、白色や淡い紫色の花を眺めながら散策を楽しんでいた。

　シラネアオイは日本固有の多年草。花は紫色が一般的だが、同園では白色が多いのが特徴だ。今年は例年より１週間ほど早い１３日に開花。しとやかに咲き、訪れた市民を和ませている。

　見頃は５月上旬の大型連休明けごろまで続く見通し。鯉艸郷の中野渡恵さんは「園内ではこれからシラネアオイのほか、ルピナスやシャクヤクなども楽しめる。山野草を見ながら散策してみては」と話していた。