Free心満ちる「ミチル種差」 複合集客施設、来春開業へ着工式 本紙80周年事業/八戸

着工式でくわ入れをする広瀬知明社長=23日、八戸市鮫町
着工式でくわ入れをする広瀬知明社長=23日、八戸市鮫町

デーリー東北新聞社(広瀬知明社長)は23日、八戸市鮫町の種差海岸芝生地の近接地で来春の開業を予定する、飲食と宿泊を核とした複合集客施設の着工式を行った。出席した関係者は、工事の安全を願いながら、交流人口の拡大や種差観光の通年化に向け決意を新たにした。

 本紙創刊80周年記念事業の一環で、種差海岸インフォメーションセンター西側の旅館宝台跡地に建設する。施設名は、さまざまな未知に出合うとともに、種差の自然や文化、食であふれた場となり、心と体を満たせる場所でありたい―との願いを込め、「ミチル種差」とした。

 敷地面積は約3100平方メートルで、北奥羽地方の食材を中心とした料理を提供するレストランと、コテージタイプの宿泊棟3棟で構成。テラスではバーベキューが楽しめる。物販スペースやイベントに対応した芝生広場も併設する。運営は、子会社「DTプロジェクト」(代表・荒瀬潔デーリー東北新聞社会長)が担う。

 着工式には、同社や施工関係者ら約20人が出席。終了後、広瀬社長は報道各社の取材に、「種差海岸は八戸市民にとっての宝物。多くの人が食事やアクティビティーを楽しめる施設となるよう準備を進めていきたい」と述べた。

 今後は、交流サイト(SNS)を活用した情報発信を図りながら、開業に向けた機運を盛り上げていく。

 
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