Free野菜の定植実演、収穫に胸膨らませ 八戸市民農園が開園

ニンジンの種まきなどを実演した栽培講習会
ニンジンの種まきなどを実演した栽培講習会

八戸市農業経営振興センター内にある市民農園の本年度分利用が21日、始まった。初日は現地で開園式と栽培講習会が開かれ、職員が定植方法などを実演。参加者は熱心にメモを取り、各自が選んだ野菜の収穫に期待を膨らませた。

 家族や友人と野菜を育てる喜びを味わってもらおうと、1990年に開設。今季は小区画(33平方メートル)97、中区画(66平方メートル)74の計171世帯が、11月24日までの間利用する。

 式で、久保昌広所長は「疑問が湧いた際は、職員やボランティアに尋ねてほしい。熱中症に注意しながら活動を楽しんで」とあいさつ。続いて職員が、市民農園の人気品目ジャガイモやニンジン、ピーマンの植え付けなどを見せた。保温や雑草発生を防ぐマルチは、風が比較的弱い午前中に張るよう助言した。

 同市沼館2丁目の主婦中田りつ子さん(73)は、ジャガイモなどを育てる予定。これまでは鷗盟大学の仲間と栽培体験をしてきたが、個人では初挑戦だ。「先輩方や職員のアドバイスを聞いて頑張りたい」と意欲を高めていた。

 
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