Free「握り寿司教室」スタート 新たな観光コンテンツに 八戸・みなとっと

にぎり寿司体験でプロの職人技を学びながら寿司を握る参加者=21日、八戸市
にぎり寿司体験でプロの職人技を学びながら寿司を握る参加者=21日、八戸市

八戸市湊町の産直施設「浜市場みなとっと」で21日、すし作りを体験できる「握り寿司教室」が始まった。観光の訴求力を高めた新たな体験型コンテンツとして、青森県内で水揚げされる魚の魅力周知と観光消費額拡大につなげる。訪日客(インバウンド)や館鼻岸壁朝市を訪れる観光客の取り込みも図りたい考えで、毎月第3日曜日に開催する。次回は5月19日。

 イベントは昨年度、県の「観光コンテンツ魅力向上推進事業」で企画、実証を行ってきた。

 初回は8人が参加。同施設板長の大西利春さんから握り方を教わりながら、八戸産の旬のサクラマスをはじめ、イカや締めさばなど9種類のネタと、シャリの形を整えながらすしを完成させた。大西さんが握ったヒラメなど2貫も食べ比べて職人の技を体感した。

 家族3人で参加した八戸市の橋本七重さん(44)は「やっぱり八戸の魚はおいしい。体験は朝市の観光客にも喜ばれると思う」と話し、長男の竜斗君(11)は「握るのは難しかった。また作りたい」とにっこり。

 同施設の大山知希副店長は「県内外の方に魚を通して青森を知ってほしい。コンテンツで付加価値を付けて水産都市・八戸もアピールしたい」とPR。今後は旅行会社のツアー客受け入れにも取り組むという。

 参加費は6千円(千円分の買い物券付き)。同施設の公式インスタグラムやX(旧ツイッター)、電話で申し込みできる。問い合わせは、浜市場みなとっと=電話0178(38)3741=へ。

 
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