４月から八戸学院大女子サッカー部の監督に就任した、元ヴァンラーレ八戸選手の高見啓太さん（３０）が１１日、八戸市の熊谷雄一市長を訪ね、「インカレで初の１勝を目指したい」と抱負を語った。

　高見さんは兵庫県出身。２０１６年にヴァンラーレに加入。６季を八戸で過ごし、チームのＪリーグ昇格にも貢献した。

　その後は、２３年１２月に日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）の鈴鹿ポイントゲッターズ（当時）で現役引退。同じ国士舘大出身で八学大男子サッカー部の岩本寿生監督から誘いを受け、女子サッカー部監督に就いた。

　１１日は、高見さんと三本木温学長補佐が市庁を訪問。高見さんは「八戸でサッカー選手になる夢をかなえてもらった。今度は逆に自分の経験を伝え、プロを輩出していきたい」と述べ、選手の人間力の向上にも取り組む考えを示した。

　熊谷市長は「インカレでの初勝利を期待している。ぜひ頑張ってほしい」とエールを送った。