Free音色に磨き、本番心待ち 八戸市民フィル、14日定期演奏会

本番に向けて最後の練習に熱が入る団員たち
本番に向けて最後の練習に熱が入る団員たち

八戸市民フィルハーモニー交響楽団(辻正武団長)の第56回定期演奏会が14日、市公会堂大ホールで開かれる。本番まで1週間に迫った7日、団員たちは市立南郷公民館に集まって最後の練習に臨み、曲の完成度を高めていた。

 1964年2月に結成し、今年で60周年を迎えた同楽団が挑戦するのは、ファリャのバレエ音楽「三角帽子」と、ラフマニノフの交響曲第2番。特に交響曲第2番は約1時間に及ぶ大曲で、辻団長は「ロマンチックなメロディーや躍動感、寂寥(せきりょう)感などを併せ持つ、隠れた名曲。圧倒的なオケの響きを楽しんでほしい」と自信をのぞかせる。

 指揮者は2009年からほぼ毎年務めている三河正典さん。7日の練習でも指揮棒を振り、各パートのリズムやテンポ、強弱を調整しながら「力任せではなくもっと冷静に」「情熱的でもリラックスした感じで」と指示を飛ばし、全体の調和を確かめていた。

 当日は午後1時半開場、2時半開演。入場料は一般1500円(当日1700円)、中高大学生千円(同1200円)。小学生以下は無料だが、整理券が必要。チケットは市公会堂、南郷文化ホール、はっち、デーリー東北チケットセンターなどで取り扱っている。

 
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