サッカーＪ３のヴァンラーレ八戸は５日、八戸市プライフーズスタジアムで１７日に行われる、ＹＢＣルヴァンカップの鹿島アントラーズ戦（Ｊ１）のチケット約５千枚が完売したと発表した。３日の一般向けのチケット販売開始から、わずか３日間で売り切れとなった。

　チケットが完売するのはスタジアムのこけら落としとなった、２０１６年１０月２日の日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）ＭＩＯびわこ滋賀戦以来８年ぶり。その際は５０２８人が来場した。

　１９年のＪリーグ参入以降の最多動員は昨年９月３０日の３６１３人。１７日の鹿島とのルヴァン杯ファーストラウンド２回戦は、ほぼ間違いなく記録を更新する見込みだ。

　チケットを取り扱うフットサルアリーナ八戸の入り口では５日午後６時ごろ、ヴァンラーレのスタッフが完売のお知らせを張り出した。

　チケット担当の千田愛梨さん（２２）は「Ｊ１のクラブと対戦できることがＪリーグにいる意味」と強調。その上で「観客の皆さんには素晴らしい雰囲気をつくってもらえると思うので、選手には地域を盛り上げるため、勝って上に進んでほしい」と期待していた。