Free住民同士が支え合う地域目指す 南部町で担い手養成講座

住民参加型の生活支援サービスについて理解を深めた講座
住民参加型の生活支援サービスについて理解を深めた講座

南部町のNPO法人なんぶねっと(四戸泰明理事長)は18日、同町の南部公民館で、南部地区生活支援担い手養成講座基本編を開いた。出席した地域住民14人が、町民同士が支え合う住民参加型サービスについて学び、誰もが安心して暮らせる地域づくりに向けて意識を新たにした。

 町内では多様な生活支援サービスが展開され、町民の福祉向上につながっている。一方で、事業者側の人員不足といった課題を抱えている。

 同法人では、町民が依頼者だけでなく提供側となる「生活支援ほっとサービス」を実施。通院の付き添いや墓の管理、除排雪などの内容や日時などを調整し、無理なく参加できる取り組みを紹介。留意点として、個人情報の保護や守秘義務などを挙げた。講座の最後には、出席者に修了証を手渡した。

 福祉サービスの需要は高まっており、時間や得意分野のある元気なシニアとのマッチングで、新たな生きがいになることも期待される。四戸理事長は「町内の生活支援について知り、自らも参加したいと思ってもらえたら」と話した。

 
お気に入り登録