Free【迫る24年問題】バス運転手不足解消へ運転体験

バスの運転を体験する参加者(左)=18日、階上町
バスの運転を体験する参加者(左)=18日、階上町

深刻化する路線バスの運転手不足の解消を目指し、八戸圏域地域公共交通活性化協議会は18日、階上町の自動車教習所「八戸ライセンススクール」で、運転体験会とバス事業者による説明会を開いた。バス運転手に興味がある参加者が八戸市営バスの車両や、教習所のトラックのハンドルを握り、関心を高めた。

 4月から労働規制が強化される「2024年問題」を契機とし、運転手不足に拍車がかかり、路線バスなどの公共交通に影響が生じる恐れがある。

 八戸市内で路線バスを運行する市交通部、岩手県北自動車南部支社、十和田観光電鉄の3者がブースを設置。参加者が業務内容や待遇などの説明を受けた。

 運転体験では、市営バスや教習所の担当者による立ち会いの下、教習所のコースを走行し、ハンドル操作や停車する動きを確認していた。

 大型1種免許を所有するという五戸町の農業手伝いの男性(25)は「バスの運転手は人の生活を支えている。運転手不足の解消に協力できないかと思い参加した。運転が得意なので仕事に生かしたい」と意気込みを語った。

 
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