Free【能登半島地震】南部中、町に義援金託す 生徒発案「少しでも手助けに」

工藤祐直町長(中央)に義援金を託した南部中の生徒会役員ら
工藤祐直町長(中央)に義援金を託した南部中の生徒会役員ら

能登半島地震の被災地支援に役立ててと、南部町立南部中(越後俊之校長)が5日、日赤南部町分区(分区長・工藤祐直町長)へ義援金約2万円を寄託した。生徒は「苦しんでいる人が笑顔を増やせる活動をしていきたい」と思いやりをにじませた。

 募金は生徒会所属の生徒が発案。2月5~9の5日間、登校時に協力を呼びかけ、全校生徒66人と教職員らが応じた。当初は集まるかが不安だったが、全校が心一つに災害復興を願っていることを感じたという。

 5日、生徒会役員5人らが町役場を訪ね、活用した募金箱を工藤町長に手渡した。工藤町長は「自ら行動を起こしたことに感謝する。皆さんの気持ちと共に義援金を届ける」とねぎらった。

 生徒会長の近藤真緒さん(14)=2年=は「大きな災害に遭い、今もつらい思いをしている人が多いと思う。少しでも手助けになれば」と語った。

 
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