Free甲地さん2度目の学年日本一 「日本習字展」硬筆・ペンの部/東北町

公募日本習字展で観峰大賞を受賞した甲地穂美さん(中央)
公募日本習字展で観峰大賞を受賞した甲地穂美さん(中央)

2年に1度行われる「公募日本習字展」(日本習字教育財団主催)の硬筆・ペンの部で、東北町立東北中2年の甲地穂美さん(14)が、学年日本一に相当する「観峰(かんぽう)大賞」に選ばれた。甲地さんは小学6年時にも同賞に選ばれており、「また取れるとは思っていなくて驚いた。自信が付いた」と喜んでいる。

 同展は書道文化・書道教育の振興、発展を目指して開催される全国規模の書道展で、今回が27回目。毛筆、硬筆・ペン、かなの3部門で計7万5280点の応募があった。

 甲地さんは小学1年から日本習字教室で学び、週1回2時間程練習に励んでいる。中学1年までに毛筆、硬筆共に生徒部の最高段位である八段を取得。現在は特待生として大人のコースを受講しており、既に小学校低学年までを指導できる初等科師範の資格を持っている。

 課題は、行書で形が崩れていて、普段書いている字と違うため難しかったというが、1カ月以上かけて練習し、作品を仕上げた。

 2月29日、指導する二ツ森玲子さんと共に町役場を訪れ、長久保耕治町長に受賞を報告。甲地さんは「もっとうまく書けるように頑張りたい」と抱負を述べた。長久保町長は「日本一というのはなかなか取れるものではない。今後も目標を高く持って、良いところを伸ばしていってほしい」と激励した。

 
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