Free山本さんら3人に辞令交付/九戸村地域おこし協力隊

辞令交付を受けた(左から)山本幸大さん、鷲尾幸大さん、五十嵐章浩さん
辞令交付を受けた(左から)山本幸大さん、鷲尾幸大さん、五十嵐章浩さん

九戸村は1日、新たな地域おこし協力隊として、自伐型林業に携わる山本幸大さん(30)、鷲尾幸大さん(26)と、特産品を使った料理の開発に取り組む五十嵐章浩さん(58)に辞令を交付した。任期は1年間で、最大3年間延長できる。

 山本さんは兵庫県出身で、都内のメディアや広告関連企業に勤務。自然環境に関わる仕事に興味があり、協力隊を志望した。鷲尾さんは北海道出身。都内で建設業に従事していたが、林業の技術を身に付け、将来的に会社を立ち上げたいという思いで応募した。

 2人は先輩隊員のサポートを受けながら、自伐型林業の技能やノウハウの習得に励む。山本さんは「里山再生に関わる知識や技術を身に付けた人材になりたい」、鷲尾さんは「林業で収入を稼げる流れをつくり、村を活性化させたい」と意欲を語った。

 五十嵐さんは出身地の神奈川県の福祉施設で、調理師として長く勤務。妻の実家がある同村に夫婦で移住した。今後は道の駅おりつめのレストランで、新メニュー開発などに当たる。「地元特産の鶏肉やキノコ、かっけなどの郷土食に興味がある。名物として注目されるような料理を作りたい」と意気込んだ。

 村役場で辞令交付式が行われ、伊藤仁副村長は「村の豊富な森林資源を循環活用する活動や、玄関口である道の駅をさらに充実させる取り組みに、協力をお願いする」と3人を激励した。

 
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