Free田子の農産物直売所が閉店 今月末、運営団体も解散
田子町ガーリックセンター敷地内の農産物直売所「タッコ・ファーマーズマーケット」について、町は4日、今月末で営業を終了するとともに、運営団体の「たっこ産直友の会」を解散する方針を明らかにした。5年間の実証事業が本年度末で終わるため。町は施設をそのまま残し、新たな活用策を検討する。
同日の町議会議員全員協議会で報告した。
2019年7月にオープンしたマーケットは鉄骨プレハブ造りの平屋で、総床面積約65平方メートル。同年4月に設立された友の会が運営を担い、地域特産のニンニクをはじめとする農作物や加工品を販売してきた。
実証事業は、道の駅の機能として見込まれる産直施設の運営を担う生産者団体の育成に向け、3年をめどに進めていた。新型コロナウイルスの影響を受けて期間を2年間延長し、本年度末が期限になっていた。
町によると、営業終了や解散は2月27日の友の会臨時総会で決定された。町商工振興課の木谷健悦課長は「マーケットの営業は終了するが、改めて町の活性化に寄与する使い方を探したい」としている。