Free伊調さん、五輪の逸話など披露 首都圏の八戸圏域ファンと交流

ファンとの交流を楽しむ伊調馨さん(中央)=3日、東京・内幸町
ファンとの交流を楽しむ伊調馨さん(中央)=3日、東京・内幸町

八戸圏域ファンミーティング「ふるさと気分」が3日、東京・内幸町の八戸都市圏交流プラザ「8base(エイトベース)」で開かれた。八戸市出身で、レスリング女子五輪4大会連続金メダルの伊調馨さん(39)がゲストで登場し、首都圏在住者らが貴重な交流の機会を楽しんだ。

 圏域ファンを増やし、誘客や移住などにつなげるのが狙い。本年度は7回開かれ、今回が最終回だった。

 伊調さんはレスリングを始めたきっかけのほか、小学校時代に卓球部に所属していたことや、愛知県の高校に進学した際、寂しさを感じたエピソードなどを披露。普段は聞けない話に、会場は大いに盛り上がった。

 一方、五輪に話が及ぶと、“求道者”と称される伊調さんらしい逸話も。試合終了間際に逆転勝利を収めた2016年リオ大会の決勝について、「バックに回ってそのまま相手を倒しきりたかったが、粘られてしまい、終わった直後は悔しかった」と振り返った。

 自身の今後には「指導や普及活動にも力を入れ、男女問わずに競技を広めていきたい」と強調。後進の育成に尽力する立場から「スポーツ心理学なども学んでいけたら」と力を込めた。

 
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