Free生徒考案、ボリュームたっぷりの学食提供 三沢高

メニューを考案した加藤喬乃介さん(左)と調理を担当した市村貴司さん
メニューを考案した加藤喬乃介さん(左)と調理を担当した市村貴司さん

青森県立三沢高(千葉努校長)の食堂で2月26~28日、1年生が考案した学食メニューが提供された。食欲をかき立てるものやボリュームのある一品など3種類が用意され、生徒たちはひと味違ったメニューを楽しんだ。

 家庭科の一環で初めて企画。生徒たちは4~5人のグループに分かれ、材料費や栄養バランス、地元食材の活用などを念頭にアイデアを出し合った。約50のメニューの中から3品を選考し、学食の運営を行うNPO法人ぴあ三沢(三沢市)が調理を担った。

 26日に提供されたメニューは、加藤喬乃介さん(16)と吹越心星さん(16)、中村未空さん(16)、黒沢彩佳さん(15)が考えた「若さで乗り越えろ『パラダイスカレー』♯ギトギトな恋♡」。カレーライスに唐揚げにとんかつ、目玉焼きをトッピングしたがっつりメニューで、4人は「高校生でしか食べられない油っこいもの増し増しのおいしさ3倍カレー」と説明した。

 リーダーの加藤さんは「自分たちで考えたメニューを食べてもらえてうれしい」と笑顔。調理を担当した市村貴司さん(42)は「少しでも食について関心を持ってもらえるとうれしい」と企画の意義を強調した。

 27日は「塩レモンチキン丼」、28日は「かに玉焼きそば」が提供された。

 
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