Free東南アジアのバイヤー招待 青森、岩手で商談ツアー/ジェトロ

海外バイヤーに自社製品をPRする横澤弘康常務取締役(右)=29日、八戸市内
海外バイヤーに自社製品をPRする横澤弘康常務取締役(右)=29日、八戸市内

日本貿易振興機構(ジェトロ)青森貿易情報センター・岩手貿易情報センターは27日~3月1日までの4日間、青森、岩手両県で海外バイヤー3社との商談ツアーを開催している。29日は、八戸市内の水産事業者2社と商談を行い、輸出入の可能性を探った。

 輸出先の多角化が求められる中、東南アジアへの販路拡大を目指し、マレーシア、シンガポールから、水産物の調達を行うバイヤー3社を招いた。27、28日は岩手県内で商談会などを実施した。

 八戸市で水産加工や飲食業を手がける「オフィス弁慶」では、工場内の視察を行ったほか、横澤弘康常務取締役が、国産サバを使った締めさば製品や、八戸港に水揚げされたイカの1次加工品などを紹介。「八戸には脂の乗った良い魚がたくさんある。細かな要望にも応えられる」とPRした。

 マレーシアでレストランやホテルへの販売などを手がける「SENRI」バイヤーのカルメンさんは「試食した締めさばなどはマレーシアでは珍しいもの。輸入できれば少しずつ人気が出るのではないか」と好印象を得ていた。

 横澤常務取締役は取材に「海外のバイタリティーある方々においしさを知ってもらうことができれば、輸出の可能性はある。今後も積極的に海外の消費者に向けて営業していきたい」と意気込んでいた。

 一行は3月1日、青森市で商談会を開催する。

 
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