Free大雪で休校、停電 市民生活に大きな影響/北奥羽地方

雪が降り続く八戸市内=27日午後0時50分ごろ、同市城下
雪が降り続く八戸市内=27日午後0時50分ごろ、同市城下

27日の北奥羽地方は大雪に見舞われ、停電が発生するなど市民生活に大きな影響が出た。

 通学の安全確保が困難として学校の休校措置が相次いだ。久慈市では小中21校が臨時休校となり、野田村では小中2校、3保育所が臨時休校・休園。八戸市では小中10校、南部町は小中全6校、階上町も小中全6校が臨時休校となった。

 青森県立高では八戸北、八戸西、八戸商の3校が臨時休校、名久井農業が午前授業とした。八戸市内の私立高も全て休校措置を取った。

 午後1時半現在、八戸市で約700戸、南部町で10戸未満、階上町で約400戸が停電。岩手県北では洋野町約2500戸、久慈約1100戸、野田村約500戸、軽米町約20戸。

 交通も大きく乱れた。八戸線は17本が運休し、大湊線も雪が原因とみられる倒木で運転の見合わせが発生。三陸沿岸道路の階上インターチェンジ―八戸ジャンクション間の上下線は除雪作業のため未明から通行止めになっている。

 27日午前7時までの24時間降雪量(51センチ)が2月として観測史上1位だった久慈市の中心部では除雪が追いつかず、午前11時現在、市民バスが運休に市情報交流センター(よむのす)や久慈地下水族科学館(もぐらんぴあ)などが臨時休館した。

 
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