Free漁獲したマグロを食べて支援 八戸水高応援プロジェクト

会場と青森丸を中継でつなぎ、水揚げ作業の様子を見学する参加者=26日、八戸市
会場と青森丸を中継でつなぎ、水揚げ作業の様子を見学する参加者=26日、八戸市

八戸学院大(水野眞佐夫学長)は26日、八戸プラザホテルで「八戸水産高校応援プロジェクトフォーラム」を開催した。同校の実習船「青森丸」が漁獲したマグロの試食や、同校ゆかりの飲食店経営者とのトークセッションなどを通し、参加者が同校の教育に理解を深めた。

 八戸市が水産業再興を目指して取り組む「八戸水産アカデミー」内の高等教育部門(八戸学院大、八戸工業大、八戸高専)が企画。同校の教育活動を周知、支援することでハマの活性化にもつなげたい考えだ。地域企業や水産関係者ら約80人が出席した。

 同校水産工学科の2年生3人が、青森丸での国際航海実習の成果を発表。出席者はメバチマグロの刺し身やカルパッチョなどを試食した。講評者の熊谷雄一市長は「食のまち・八戸の食文化の一つに加えられないか。飲食関係者にも食べてほしい」と太鼓判を押した。

 また、会場と現在太平洋で実習中の青森丸を中継でつなぎ、水揚げ作業の様子をリアルタイムで見学。生徒が船上から「大変なことも多いが、間近でマグロを見られて楽しい」と報告した。

 このほか、八戸特派大使で、東京都内で飲食店を展開する「ごっつり」代表の西村直剛氏が講演。店舗では青森丸が水揚げしたマグロや八戸前沖サバなどの県産品を取り扱っており、「東京から青森、八戸の援護射撃をしていきたい」と語った。同校教員とのトークセッションや質疑応答も行った。

 
お気に入り登録