Free飾らない姿表現 八戸市美術館でえんぶりテーマの写真展

地域に根差した八戸えんぶりの姿を捉えた写真を出展している松本佳子さん(左)と二ツ森護真さん
地域に根差した八戸えんぶりの姿を捉えた写真を出展している松本佳子さん(左)と二ツ森護真さん

写真家の二ツ森護真さん(八戸市在住)と松本佳子さん(東京都在住)による、八戸えんぶりをテーマにした作品展「えんぶりの根」が、市美術館で開かれている。地域の祭りを生き生きと写し取った作品約50点が並ぶ。26日まで。

 10年以上えんぶりを撮り続けている二ツ森さんと松本さん。祭りから感じられる温かさに魅了された2人は、晴れ舞台の合間の何げない光景や、親しげな関係性がうかがえるえんぶり組の人たちの姿を数多く撮影してきた。

 今回も、無邪気にピースサインでポーズを決める子どもや、えんぶり宿で食事の支度をする女性たちら、人々の飾らない様子を写した作品を出展しており、地域に根差したえんぶりの姿に触れることができる。

 二ツ森さんは「えんぶり組の存在は八戸の文化の基盤になっていると思う。えんぶりを通した地域の関わりや未来への思いを込めて作品を選んだ」とPR。松本さんも「えんぶりの根は、地域の人々の関わりや家族のようなつながりにあると思う」と力を込めた。

 入場無料。時間は午前10時~午後7時(最終日は同5時)。24日午後3時からは、ギャラリートークと東十日市えんぶり組によるえんぶり実演を予定している。

 
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