Free【能登半島地震】デジタル活用で作業迅速 水道復旧支援の職員が報告/八戸

熊谷雄一市長(左)に被災地での活動を報告する堀野秀一さん(中央)と荒沢義博さん=22日、八戸市庁
熊谷雄一市長(左)に被災地での活動を報告する堀野秀一さん(中央)と荒沢義博さん=22日、八戸市庁

能登半島地震で被災した石川県七尾市に派遣された八戸圏域水道企業団の職員2人が22日、八戸市庁に企業長の熊谷雄一市長を訪ね、現地で展開した応急給水活動や被災状況について報告した。

 報告に訪れたのは、第1陣(11~15日)で派遣された配水課の荒沢義博課長補佐(55)、第2陣(14~17日)の給水装置課の堀野秀一課長補佐(54)。

 地震の被害で半島北部の七尾市などは大規模な断水が発生。企業団の職員2人、北奥羽広域水道総合サービスの社員2人の計4人が1班となり、加圧ポンプ付き給水車とサポートカー各1台を使用し、病院や福祉施設、学校、避難所などの給水を担った。

 現地では応急給水活動の予定をLINE(ライン)でやり取りし、地図アプリ「グーグルマップ」で行き先の指示を受けた。堀野課長補佐は「土地勘が無くても迷わず現場に行けた。デジタルの活用でスムーズに作業できた」と語った。

 熊谷市長は「学んだことを今後に生かしてほしい」とねぎらった。

 
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