Free伊調馨さんのブロンズ像設置へ 八戸・長根公園

「伊調ロード」が整備される八戸市長根公園の園路。手前左の芝生地に伊調馨さんのブロンズ像が設置される=21日
「伊調ロード」が整備される八戸市長根公園の園路。手前左の芝生地に伊調馨さんのブロンズ像が設置される=21日

八戸市がレスリング女子で五輪4連覇を達成した伊調馨さん(同市出身)をたたえるため、長根公園内に整備する園路「伊調ロード」について、市は21日、伊調さんのブロンズ像が設置されると明らかにした。設置主体は、伊調さんの後援会会長が委員長を務める実行委員会で、完成後に市へ寄付する。ブロンズ像と園路は2024年度内に整備が完了する見通し。

 ブロンズ像は市武道館前の芝生地に設置。幅1メートル、奥行き1メートル、高さ1メートル40センチの台座に、高さ60センチ程度の胸像を据え付ける。詳細は実行委が24日の記者会見で説明し、会見には伊調さんが同席する。

 園路は、屋内スケート場付近から武道館までの延長94・5メートルで、かつて伊調さんらが館内のレスリング場で練習するために通った道を整備。幅員6メートルに、ブロックを敷き詰めて「イチョウ」の葉をデザインする。

 園路沿いには伊調さんと姉の千春さん、小原日登美さんの地元五輪メダリスト3人の功績を紹介する顕彰プレートを設置する。

 市は21日発表された24年度一般会計当初予算案に園路整備費など7350万円を計上。プレートの設置費用など250万円を除く園路整備費の半分は国の防災・安全交付金を充てる。

 
お気に入り登録