Free住民交流の大切さ学ぶ 十和田で地域づくり講座

地域づくりについて考える参加者と講師の橋本泰典さん(中央)
地域づくりについて考える参加者と講師の橋本泰典さん(中央)

十和田市社会福祉協議会(江渡恵美会長)は16日、市民文化センターで「たすけ愛・ささえ愛の地域づくり講座」を開催した。全国コミュニティライフサポートセンター(仙台市)の橋本泰典参事が講師を務め、「つながり、気にかけ合うことが人の命と暮らしを守る」と強調。参加者は地域住民同士の交流や協力の大切さを学んだ。

 地域づくりで住民同士のつながりや気にかけ合うことの大切を学ぶのが目的。町内会関係者や民生委員、ボランティア活動に取り組む市民ら約60人が参加した。

 橋本さんは、加齢により心身の活力が徐々に低下していく状態「フレイル」の予防ポイントを伝え、コミュニケーションや社会参加の必要性を解説した。高齢者の移動支援やボランティアなど全国各地の取り組み事例を紹介。「地域づくりは新しいことをつくるばかりではなく、今あるものを守って残し、伝えていくことから始まる」と訴えた。

 
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