Free季節外れの暖かさ再び 半袖姿も 八戸は今年最高18・8度

半袖姿で八戸えんぶりの一般公開を鑑賞する観光客=19日、八戸市庁前市民広場
半袖姿で八戸えんぶりの一般公開を鑑賞する観光客=19日、八戸市庁前市民広場

青森県内は19日、高気圧の影響で南から温かい空気が流れ込み、午前中から気温がぐんぐん上昇した。青森地方気象台によると、東通村の小田野沢で16・6度、むつで15・0度など、県内全23地点のうち14地点で2月の観測史上最高気温を更新。好天に恵まれた八戸市など全域で4月中旬から5月下旬並みの暖かさとなり、春の陽気に包まれた。

 八戸は午後0時40分に、今年最高の18・8度まで上昇。2月の観測史上最高となる19・0度に迫った。中心街では春のような暖かさからコートを脱いだり、半袖になったりする市民の姿が見られた。

 市庁前市民広場で開催された八戸えんぶりの一般公開でも、軽装の来場者が多かった。東京都から観光で訪れた会社員竹内亜里沙さん(37)は「蕪島を見てから、えんぶりを鑑賞した。八戸に来たのは初めてだが、東京と同じくらい暑くてびっくりした」と話した。

 ただ、県内は今後、冬の寒さに逆戻りする見通し。20日は前線と低気圧の影響で大気の状態が不安定となり、八戸は日中の予想最高気温が6度と平年並みの見込みだ。

 
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