Free摺り勇壮、炎越しの太夫 市庁舎前「かがり火えんぶり」/八戸

ステージ後の撮影会場で、かがり火前での勇壮な摺りを披露する常番町えんぶり組の太夫=18日午後7時45分ごろ、八戸市庁本館前市民広場
ステージ後の撮影会場で、かがり火前での勇壮な摺りを披露する常番町えんぶり組の太夫=18日午後7時45分ごろ、八戸市庁本館前市民広場

「八戸えんぶり」は18日夜、初日に引き続き八戸市庁前市民広場で「かがり火えんぶり」が行われた。詰めかけた観衆は、ライトに照らされた祝福舞のきらびやかな装いに目を凝らしたり、火越しの太夫を狙ってカメラを構えたりと、それぞれに夜間のステージを堪能した。

 出店でにぎわう会場では、13カ所でかがり火が組まれた。同日は八太郎、常番町、細越の各えんぶり組が登場。中盤を務めた常番町は、ステージを降りた後も撮影会を担当し、観衆の間近で摺(す)りや子どもたちの舞を披露した。

 インドネシア出身の技能実習生スワントさん(27)=同市=は、この日が人生初のえんぶり鑑賞。「衣装も独特だし、動きがみんなユニークで面白い」。同郷の仕事仲間3人と共に火に当たりながら、どうさいえんぶりの雄姿を遠巻きに飽かず眺めていた。



 主催する八戸地方えんぶり保存振興会事務局によると、2日目の入り込み数は3万5千人。土曜開催だった2023年の前回を1万1千人下回った。

 3日目の19日は、史跡根城えんぶり(会場・史跡根城の広場)、一般公開(市庁前市民広場)、お庭えんぶり(更上閣)、かがり火えんぶり(市庁前市民広場)が行われる。

 
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