Free「作品から温かい思い伝わってきた」本社こども絵画コンクール表彰式

賞状を手にする受賞者たち=17日、八戸市のデーリー東北新聞社

デーリー東北新聞社主催の「第10回こども絵画コンクール」(特別協賛・DICグラフィックス)の表彰式が17日、八戸市の本社メディアホールで開かれた。自由な感性でのびのびと表現し、高い評価を受けた受賞者45人と3団体をたたえた。

青森、岩手両県の幼稚園や保育園、小中学校などから約2100点の応募があった。審査員5人が、幼児、小学校低学年、同中学年、同高学年、中学生の5部門で入賞作品を選んだほか、特別賞と優秀学校賞も選出した。

表彰式では、デーリー東北新聞社の広瀬知明社長が「作品から日々の生活を楽しむ様子が伺えた。温かい思いが伝わってきた」とあいさつ。DICグラフィックスの甲斐敏幸社長執行役員は「もっと絵を好きになって、楽しい絵をたくさん描いてほしい」と激励した。受賞者は壇上で一人ずつ、表彰状を受け取った。

続いて、審査委員を務めた八戸工大二高美術コース講師の庭田薫さんが「コロナ禍を乗り越え、本物の体験から出る感情が絵に表れていた。どんな作品にしたいかを考え、絵に合わせた手法で描くことが大事」と総評を述べた。

展示された作品を鑑賞する来場者

「不思議なアートの世界」を描き、小学校中学年の部で入選した木村莉彩さん(三沢市立木崎野小3年)は、「絵の具に顔を描いた『絵の具ちゃん』がお気に入り。入賞できてうれしい」と喜んでいた。

佳作を含めた全入賞作品95点は19日まで、本社1階デーリー東北ホールに展示している。時間は午前10時~午後5時。入場無料。

 
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