Freeアート生かしたまちづくり探る 八戸市、都内でふるさと交流フォーラム

参加者がアートを生かしたまちづくりの方策などを探ったフォーラム=13日、東京都内
参加者がアートを生かしたまちづくりの方策などを探ったフォーラム=13日、東京都内

八戸市は13日、東京都内で「八戸ふるさと交流フォーラム」を開いた。「アートのまちづくりと市美術館」をテーマにパネルディスカッションを行い、芸術を生かしたまちの活性化の方策などを探った。

 市ゆかりの首都圏在住者ら約130人が参加した。

 討論では、熊谷雄一市長や市美術館の佐藤慎也館長、青森県立美術館の設計を手掛けた建築家で、京都市美術館長の青木淳氏らがパネリストを務めた。

 熊谷市長がまちづくりの政策を説明した後、佐藤館長が美術館のコンセプトや特徴的な取り組みを紹介。市美術館の設計者を選定するプロポーザル審査委員会で委員も務めた青木氏は、同館は市民の“居間”のように使える場所として作られた―とし、「コレクションを中心にした展示を核にしながらも、まちの中に潜んでいるさまざまなものを引っ張れるようになればより楽しい施設になる」と期待を込めた。

 佐藤館長は「日常的に多くの人が集まれる場所にしていきたい」と強調した。

 同日は熊谷市長による市政報告が行われたほか、交流会も開かれ、参加者が親睦を深めた。

 
お気に入り登録