八戸市美術館で開催中の絵画展「藤井フミヤ展　Ｆｕｍｉｙａｒｔ２０２４」（デーリー東北新聞社主催）の観覧者が９日、３千人に到達し、同館で記念セレモニーが開かれた。

　節目の入場者となったのは、岩手県宮古市から訪れた伊藤美喜子さん（４３）。セレモニーでは、同社の広瀬知明社長から藤井さんの直筆サイン色紙や、同展特設ショップの人気商品の詰め合わせなどの記念品が贈られた。

　１月２０日の開幕初日にも来館し、今回が２度目の観覧だという伊藤さん。思いがけない出来事に驚きながらも「作品の数も多く、その一つ一つがすごく細かく描かれているので、（観覧の）時間が足りないくらい。また見に来たい」と顔をほころばせた。



　同展は３月２５日まで。東北地方以北では初開催で、ミュージシャンとして活躍を続ける藤井さんのアート活動にスポットを当てている。会場には、ＣＧアートのほか、油彩画、水彩画、ワイヤアートなど約１３０点を展示。アナログとデジタルの両技法の作品の魅力を堪能できる。

　チケットは一般１５００円、高校・大学生９００円、中学生以下無料。時間は午前１０時～午後７時（入場は同６時半まで）。火曜休館。