八戸学院大（水野眞佐夫学長）と同大短期大学部（杉山幸子学長）は６日、青森県立三沢高（千葉努校長）、八戸西高（坪宏至校長）と、相互の教育で交流・連携を図る高大連携協定をそれぞれ締結した。高校の総合的な探求の時間などで、大学の知見を生かした授業を展開し、将来的に地域を支える人材の育成を進めていく。同大が県立高と協定を結ぶのは初めて。

　協定では、▽生徒の資質・能力に関すること▽教職員の情報交換に関すること▽生徒・学生の交流に関すること▽相互にとって有益な事項に関すること―の４点について連携、協力するとしている。具体的な学習内容については今後協議する方針。

　同大で開かれた締結式では、大学側と高校側がそれぞれ協定書に署名した。

　水野学長は「地元を担う人材の育成に全力で取り組んでいきたい」とあいさつ。千葉校長は「探求の時間を、調べ学習からより一歩踏み込んだ内容にしたいと考えていた。協定に感謝している」、坪校長は「大学の知的財産を活用した指導助言をいただけるのはありがたい。知恵を出し合い、より良い連携としたい」とそれぞれ語った。