Free【みちのく生き物観察記】シジュウカラ

黒い頭に黄緑と青灰色の背(左)と、白い頬に黒いネクタイ模様のシジュウカラ=階上町、1月

シジュウカラは、スズメほどの大きさで青灰色の背中に黒い頭、白い頰に黒いネクタイ模様が特徴。低地から山地の林にすみついて昆虫やクモ、木の実などを食べる。郊外の山林に入るとツピー、ツツピーとさえずるのを容易に聞くことができる。

最近の研究では、さまざまな声を使い分け、単語と単語を組み合わせた複雑な会話をしているという。秋から冬にかけては、ヤマガラ、ヒガラ、コガラといったカラ類とエナガなどで混群をつくり行動する。

この日も、エナガやヤマガラなどと30羽ほどで林の中を移動していた。混群の目的は餌の少ない時期に餌を確保するためと、天敵のハイタカなどが現れた際の危険回避だ。敵が現れたときは種の違う仲間同士で、互いの危険を知らせるさえずりを聞き分けて木陰に隠れるという。

 
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