Free「新3K」をアピール 建設業界に関心持って 十和田工高で企業説明会

生徒に会社の特徴などを説明する採用担当者
生徒に会社の特徴などを説明する採用担当者

青森県建設業協会上北支部は26日、県立十和田工業高で企業説明会を開いた。会員企業のトップや採用担当者らが、建築科の2年生約20人に事業内容などを紹介し、業界をアピールした。同支部として高校での説明会開催は初めて。

 建設業界は近年、担い手不足が深刻さを増し、求人を出しても希望の採用がかなわない状況が続く。説明会は、業界をPRし、地元業者の存続につなげようと企画した。

 上北地区内の10社がそれぞれブースを構え、集まった生徒に事業内容や会社の特徴、求める人材や必要な資格などを説明。「業界は『きつい・危険・汚い』の3Kが指摘されてきたが、近年は『給料が良い・休暇が取れる・希望が持てる』の新3Kとなるよう取り組んでいる」「建設産業にはさまざまな職種が関わっている」などと強調した。

 生徒はメモを取ったり、質問したりと理解を深めた。

 同支部副支部長で、柏崎組(おいらせ町)の柏崎尚久社長は「将来を担う若者に業界への興味や関心を持ってもらい、進学や就職の選択肢に建設業が入ることにつながれば」と話していた。

 
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