Free長者中、三本木付中の青森県チーム、健闘17位入賞 科学の甲子園ジュニア

【写真上】熊谷雄一市長(前列中央)に成果を報告した長者中の金濵のぞ美さん(同左から2人目)、髙橋詩乃さん(同4人目)、木村恵輔さん(同右)【写真下】三本木付中の(左から)竹ケ原史淳さん、金子太陽さん、吉田嘉向さん
【写真上】熊谷雄一市長(前列中央)に成果を報告した長者中の金濵のぞ美さん(同左から2人目)、髙橋詩乃さん(同4人目)、木村恵輔さん(同右)【写真下】三本木付中の(左から)竹ケ原史淳さん、金子太陽さん、吉田嘉向さん

12月8~10日に兵庫県姫路市で開催された「第11回科学の甲子園ジュニア全国大会」で、八戸市立長者中、青森県立三本木高付属中の1、2年生6人による青森県代表チームが、前回を上回る17位に入賞した。昨年も出場し、2年連続出場で優良賞に選ばれた長者中は26日に八戸市庁を訪れ、熊谷雄一市長に成果を報告した。

 同大会には全国の中学1、2年生が参加する。8月の青森県大会では、長者中の2年髙橋詩乃さん、金濵のぞ美さん、木村恵輔さんチームが1位、三本木付中の2年竹ケ原史淳さん、金子太陽さん、1年吉田嘉向さんチームが2位となり、青森県代表に。全国大会では全員が筆記競技に臨んだほか、長者中が当日に競技内容を知らされる実技競技(1)を、三本木付中が事前に競技用プロペラマシンを製作して挑む(2)をそれぞれ担当した。

 長者中メンバーは、昨年に続き参加した髙橋さんを中心に新たに有志を募り、生徒会活動や各部活動の多忙の傍ら、地道に合同学習を実施。実技では、出題された植物の画像を図鑑で探し当てたり、実際の葉を採取して標本やスケッチを作成したりと、予想外の課題に取り組んだ。髙橋さんは「前回の失敗を糧に、教え合いながら役割を分担してチームワークを生かせた」、木村さんは「引っ張ってくれる2人を支えることができた」と振り返る。

 いずれも自然科学部に所属する三本木付中メンバーは、持ち前の技術をマシン製作に傾注。大会会場では長者中メンバーや他県の同世代とも交流を深めた。竹ケ原さんは「実技では最善を尽くした。楽しかった気持ちと悔しい気持ちがある」、金子さんは「全体的に難しく、科学の奥深さを実感した」と述懐した。

 ハイレベルな雰囲気に刺激を受けた金濵さんは「次回参加する後輩には、さらに上位を狙ってほしい」とエール。来年度も挑戦できる吉田さんは「自分の知らないことを解決し、世界を広げられるのが科学の魅力」と、次回に向けて意欲を見せていた。

 
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