Freeノルウェー在日大使が来八 八食視察も

ノルウェー産や八戸産の水産物が売られている様子を視察するクリスティン・イグルム氏(中央)=30日、八戸市の八食センター
ノルウェー産や八戸産の水産物が売られている様子を視察するクリスティン・イグルム氏(中央)=30日、八戸市の八食センター

水産大国ノルウェーのクリスティン・イグルム在日大使が29、30日の2日間、八戸市を訪問し、水産業界の発展に向けて業界関係者らと親交を深めた。30日は、市庁で熊谷雄一市長と懇談したほか、八食センターも訪れ、地元の魚食文化に親しんだ。

 イグルム氏の来八は今回が初。昨年、同市を訪れたヨハン・クアルハイム水産参事官との縁で実現した。市内では、ノルウェー産サバを原料とした製品を販売する加工業者もおり、重要な仕入れ先となっている。

 関係者によると、29日は市内の水産施設や沿岸部の観光地などを視察した。夜は水産、経済、観光などの業界関係者とのセミナーに参加した。

 30日午前の熊谷市長との懇談には、市内の水産加工業「八戸缶詰」の野田一夫社長らも同席し、同市の水産業の現状や水産物の輸出入の課題点などについて情報交換。イグルム氏は「港町の雰囲気はノルウェーに似ている部分もあって好印象。水産物の消費量が減っているので、八戸と協力し消費拡大を進められたら」と連携を求めた。

 同日午後は、八食センターでノルウェー産水産物の販売状況などを確認。ノルウェー産のサバの干物を販売する店員に「ノルウェーのサバはおいしいですか」と質問するなど交流していた。

 
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