Free旅客機のもてなし“車内”でも 三鉄こたつ列車で特別企画

三陸鉄道のこたつ列車で車内サービスを担当したJALふるさとアンバサダーの三浦希実子さん(左)=27日
三陸鉄道のこたつ列車で車内サービスを担当したJALふるさとアンバサダーの三浦希実子さん(左)=27日

日本航空(JAL)ふるさとアンバサダーの三浦希実子さん(26)=弘前市出身=が27日、三陸鉄道リアス線のこたつ列車に乗車し、車内放送など現役の客室乗務員(CA)ならではのサービスを提供して利用客らを楽しませた。

 ふるさとアンバサダーは、それぞれのゆかりの地域の活性化へ意欲を持つCAの中からJALが社内公募しており、東北支社管内は三浦さんら3人。

 今年、同鉄道は開業40周年を迎えるほか、岩手県内唯一の空港・花巻空港も開港60周年の節目。アンバサダー乗車は、同空港に就航するJALを含めた3者が連携したPR企画として実施した。

 同日のこたつ列車は関東地方などからの観光客約30人を乗せ、午後0時7分久慈駅発盛行きに連結して、宮古まで運行された。

 「岩手県北沿岸を訪れるのは初めて。お客さまに楽しんでもらえるよう、自分も楽しみながらサービスしたい」と意気込んで列車に乗り込んだ三浦さん。車内ではマイクを握って停車駅の案内や沿線の風景の紹介をしたほか、JAL機材のポストカードをプレゼントしたり、御朱印ならぬ「御翔印」が当たるじゃんけんを担当したりして、利用客と触れ合っていた。

 こたつ列車は3月24日まで、土、日曜、祝日を中心に運行される。

 
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