Free野田村産杉を使った木箱製作 久慈工高

小田祐士村長(後列中央)に完成した木箱を引き渡した久慈工業高の生徒ら
小田祐士村長(後列中央)に完成した木箱を引き渡した久慈工業高の生徒ら

岩手県立久慈工業高(水野扶佐史校長)建築環境科の3年生が23日、野田村役場を訪れ、村からの依頼で地元産杉材を使って製作した木箱20基を引き渡した。

 村では2014年度から、地元木材を使った製品を公共施設に配置したり、イベントで活用したりすることで、住民が集うきっかけづくりにつなげよう―と、地域コミュニティー向上事業として同校と連携して進めている。

 過去にベンチやテーブルなどを製作してきた同校。本年度は、村内のイベントなどで特産品のディスプレーケースとして活用する、大小各10基の木箱を製作した。

 水野校長と生徒5人が村役場を訪れ、小田祐士村長に完成品を引き渡した。生徒代表の若狭紗百さん(3年)は、「並べた商品が見やすくなるよう、底板を角度が付けられる作りにした点などを工夫した」と話した。

 小田村長は「村内のさまざまな機会で活用したい」と謝意を示した。   

 
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