Free障害者のきょうだいも支援を 久慈で講演会

講演する伊藤由香さん(右)ら
講演する伊藤由香さん(右)ら

久慈地域障害者自立支援協議会(元木沢英典会長)など主催の「障がい理解講演会」が21日、久慈市総合福祉センターで行われ、参加者約50人がシブリングサポーターいわて(盛岡市)のメンバーを講師に、病気や障害のある人だけでなく、その“きょうだい”も支える大切さを学んだ。

 障害者への理解促進、障害者に優しい地域づくりを目的に毎年開催。今回の講演会は「きょうだい支援で大切なこと」がテーマで、副代表の伊藤由香さん、寺澤綾菜さん、菅野寿枝さん(リモート参加)が活動内容や当事者としての体験談などを紹介した。

 このうち、伊藤副代表は「病気や障害がある同胞(きょうだい)がいる子は、親の世話が同胞に向くことで、不安や疎外感、嫉妬を覚えたり、自責の念を抱いたりする。長期化すれば体や心の反応として表れることがあり、情緒的な支援などで存在を認めてあげることが必要だ」などと訴えていた。

 
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