Freeこたつで読書、図書室にぎやか 五戸・倉石小

こたつに入って読書をする児童
こたつに入って読書をする児童

五戸町立倉石小(大岡忠信校長)の図書室に、3学期限定でこたつが設置された。部品は全て町内の企業や商店が製造し、無償提供した“完全五戸製”。18日にお披露目が行われ、児童らは地元産のこたつで温まりながら読書を楽しんだ。

 新型コロナウイルスの法律上の分類が5類に引き下げられ、地域住民による図書ボランティア活動も活発になってきたことから、より本に親しめる環境をつくろうと企画された。

 こたつの天板は建具や家具を手がける柳沢ファニチャー、畳は中村畳工店、掛け布団は生地の販売などをする「はぎれ屋さん」がそれぞれ製造。8人同時に入れるサイズに仕上がっている。

 この日は、昼休みに合わせてこたつが設置された。大岡校長は「事前の周知はしていなかった」と話すが、こたつに気付いた児童らが続々と図書室を訪れ、あっという間に満席に。昼休みの30分間、好きな本を黙々と読み進めていた。

 図書委員長の6年向谷地雲々(もも)さんは「温かくて、読書しやすい場所になった。いつもより図書室がにぎやかになってうれしい」と喜んでいた。

 
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