Free「藤井フミヤ展」が開幕 「多様な想像新世界」間近に/八戸市美

オープニングセレモニーで拍手を受け、笑顔で頭を下げる藤井フミヤさん(中央)=20日、八戸市美術館
オープニングセレモニーで拍手を受け、笑顔で頭を下げる藤井フミヤさん(中央)=20日、八戸市美術館

ミュージシャン藤井フミヤさんの画家としての活動を紹介する絵画展「藤井フミヤ展 Fumiyart2024」(デーリー東北新聞社主催)が20日、八戸市美術館で開幕した。この日を待ちわびた大勢のファンが詰めかけ、藤井さんの独自性や創造性が光る作品の数々に時間を忘れて引き込まれていた。3月25日まで。

 同展では「多様な想像新世界」をテーマに、CGアートや水彩画など100点超を展示。初期作から最新作まで勢ぞろいし、藤井さんの作歴を概観することができる。

 オープニングセレモニーでは、藤井さんが「こんなに素晴らしい美術館で展覧会ができることをうれしく思う。これから約2カ月間、たくさんの人に見に来てほしい」とあいさつ。自身の作風の広さに触れ、「作品を見ることで『自分も描いてみようかな』という気持ちになってもらえれば」とPRした。続いて、熊谷雄一市長やデーリー東北新聞社の広瀬知明社長ら関係者と共にテープカットし幕開けを祝ったほか、東京藝術大の日比野克彦学長とのトークイベントを行った。

 同展の東北以北での開催は初とあって、八戸市内や近郊だけではなく、遠方から訪れる人も見られた。仙台市から来場した会社員小幡真美さん(53)は「東北初開催ということで楽しみにしていた。90年代の作品を見たことがあるが、最近の作品は初めて」と声を弾ませた。会場に一番乗りで駆け付けた十和田市のパート赤坂恵美子さん(52)も「(展覧会が)八戸に来るのを知って楽しみにしていた。作品を間近に見られて感動した。また来たい」と笑顔を見せた。

 チケットは一般1500円、高校・大学生900円、中学生以下無料。時間は午前10時~午後7時(入場は同6時半まで)。火曜休館。

 
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