Free東北勢初の甲子園V、秘訣は 仙台育英高の須江監督が講演/八戸

失敗することの大切さについて講演した須江航監督
失敗することの大切さについて講演した須江航監督

八戸地区私立幼稚園PTA連合会は16日、2022年夏の甲子園で東北勢初の優勝を果たした仙台育英高硬式野球部の須江航監督(40)=八戸大出=を講師に招き、八戸プラザホテルで講演会を開いた。参加した保護者や職員約100人を前に、「児童や生徒の将来を豊かにさせるためには、失敗が必要」と説いた。

 須江監督は2006年に、創部間もない仙台秀光中等教育学校の野球部監督に就任し、14年には全国中学校軟式野球大会で優勝。18年からは仙台育英高で監督を務め、昨夏の甲子園でもチームを準優勝に導いた。

 講演は児童らの教育に役立ててもらうのが狙い。4年ぶりに開いた「PTAのつどい」の中で実施した。

 須江監督は、自分の手で挑戦させ、どんどん失敗させることが成功の秘訣(ひけつ)だと強調。

 また、子どもたちは自己肯定感が下がれば何もしてくれなくなる―とした上で、「怒りや叱りではなく、丁寧に説明してほしい。個人もチームも失敗を許容し、挑戦できる環境をつくることが大切」と呼びかけていた。

 
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