Free町内会の課題どう解決? 参加者がアイデア出し合う/八戸

参加者の意見を聞きながら自治会運営の改善策を提案する中村恭香さん(左)
参加者の意見を聞きながら自治会運営の改善策を提案する中村恭香さん(左)

八戸市と市連合町内会連絡協議会は13日、八戸グランドホテルで町内会運営を学ぶ講座「地域コミュニティ人材育成アカデミー」を開催した。町内会の代表ら約60人の市民が講演を通じ、業務量の増加や担い手不足などの課題への解決策を探った。

 講師を務めたNPO法人「いわてNPOフォーラム21」(盛岡市)事務局長の中村恭香さんは、多くの町内会が人手不足に悩む一方で、行政から依頼される役割や業務の増加を負担に感じている現状を説明。「自治会活動は地域の価値を高める。行事に追われるのではなく、必要な活動を継続できる体制整備が必要だ」と呼びかけた。

 地域住民の関心を高めるアイデアについて、参加者同士の話し合いを促した上で、▽活動の棚卸し▽役員交代を促す仕組み作り▽組織・役員マニュアルの作成▽交流サイト(SNS)を活用した情報発信―の4点を提案した。

 鮫町連合町内会の佐々木眞悦会長は「まさに役員たちが感じている課題で、参考になる部分が多かった。今後の運営に生かしたい」と語った。

 
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