Freeヒーローからの贈り物「夢みたい」 八戸の小学校に大谷選手のグラブ届く

大谷翔平選手から届いたグラブの感触を確かめる子どもたち=15日、八戸市立吹上小
大谷翔平選手から届いたグラブの感触を確かめる子どもたち=15日、八戸市立吹上小

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が日本国内の全小学校に三つずつ寄贈したグラブが今月中旬、八戸市内の学校にも届いた。3学期の始業式を迎えた15日にお披露目され、子どもたちは憧れのヒーローからの贈り物に目を輝かせた。

 贈られたのは、小学校低学年向けサイズの右利き用二つ、左利き用一つ。大谷選手が試合で使っているグラブと同型で、サインがプリントされている。3月までに約2万校へ計約6万個が順次配送される見通し。

 八戸市には、11日に全41校分が届き、窓口となった市総合教育センターから各校の担当者が持ち帰った。

 市立吹上小では、15日の始業式で川村洋校長がグラブの到着を児童に報告。野球愛好会の3~6年生11人による開封式も行われ、早速キャッチボールをして“大谷モデル”の感触を確かめた。グラブには「野球しようぜ!」との写真入りメッセージカードも添えられ、子どもたちが憧れのまなざしで見詰めていた。

 4年の下野真仁朗君(9)は「前からワクワクしていた。大好きな選手のプレゼントは夢みたいでうれしい」とにっこり。6年の浅坂侑吾君(12)は「すごく貴重なもの。グラブに興味を持って野球をする子も増えると思う」と期待した。

 同校はグラブを全児童に触れさせた後、校内に飾ることを想定。野球愛好会の新入部員見学会で練習用に貸し出すなど、使用するケースについても検討している。

 
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