FreeAEDや胸骨圧迫実践 親子で救命措置学ぶ/八戸

医師らの指導を受けながら胸骨圧迫を実践する親子
医師らの指導を受けながら胸骨圧迫を実践する親子

八戸市立市民病院で10日、「冬休み親子一次救命・AED講習会」が開かれ、八戸圏域の親子17組40人が自動体外式除細動器(AED)の使用方法や胸骨圧迫など実践を通じ、一次救命措置について学んだ。

 市AED普及促進事業の一環。救命に関する知識や技術の普及を目的に、市と同市のAED普及ボランティア「いのちの輪」との協働で2008年度から行われている。

 講習会では同病院副院長兼救命救急センターの野田頭達也所長が講師を務め、一次救命処置について説明。その後、6班に分かれた参加者は研修医やボランティアメンバーの指導の下、傷病者を発見したときの応援要請、胸部圧迫やAEDを作動させての処置などを実践した。

 母親と参加した市立柏崎小4年の工藤遥仁君(9)は「ちょっと難しいところもあったけど、今回学んだことをしっかり覚えて、救える命を助けたい」と話した。

 会終了後は、参加者が同病院のドクターヘリとドクターカーを見学した。

 
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