八戸市の向陵高（堀内英男校長）は２０２６年に創立５０周年を迎えるをの機に、来年度から制服とジャージーをリニューアルする。現行のデザインから一新。ポロシャツの採用や、スラックスとスカートを生徒自身で選択することができるなど、自由度を高めている。

　同校は、同市田向に設立された千葉学園高普通科が前身。１９７６年に向陵高として独立した。現行の制服は９６年に制定されたという。

　リニューアル制服は、トンボ学生服の青森県代理店の神山（青森市）が、生徒の意見を取り入れながら完成させた。ストレッチ性を兼ね備えたニットジャケットを採用。紺色を基調にライトグレーのパイピングを施し、アクセントとした。エンブレムも一新し、ネクタイやリボンなどには紫色を使った。

　多様性や個性を重視する考えが広まってきたことから、スカートやスラックス、ネクタイとリボンを自由に選択できるようにしている。夏の暑さ対策として、ポロシャツも初めて導入。２４年度の新入生から採用し、２６年度までに３学年全てそろうようにするという。

　実際に着用した２年の佐々木聖空さん（１７）は「ブレザーにストレッチ性があって伸びて動きやすい。紫色も良い感じ」と笑顔。１年の大山佑依さん（１６）は「全体的にかっこいい。女子でもネクタイが選べるのがうれしい」と話した。