Freeプログラミングや工作、自由に学んで 田子にICT公営塾

子どもたちが自由にICTを学べる「田子ICTクラブハウス」。初日は古田和美代表(左奥)らが指導しながらプログラミングなどに挑戦した
子どもたちが自由にICTを学べる「田子ICTクラブハウス」。初日は古田和美代表(左奥)らが指導しながらプログラミングなどに挑戦した

子どもたちが自由に情報通信技術(ICT)を学べる公営塾「田子ICTクラブハウス」が6日、田子町の本町地区集会所で始まった。町教委が主催し、ソフトウエアの開発などを手がけるタイムソフト(同町、古田和美代表)が運営。長期休みと毎週土曜日に開場し、児童生徒が無料でパソコン操作やプログラミング、工作などを体験できる。関係者は「子どもがわくわくするような秘密基地にしたい」と力を込める。

 同社は三戸地方未来塾(会長・松尾和彦三戸町長)の事務局を担い、田子、三戸両町でプログラミング教育の推進に取り組んでいる。これまでは主に学校などで授業やワークショップを行っていたが、「より自由にICTに触れて学べる場をつくりたい」との思いからクラブハウスを企画した。

 開場日は午後1~5時の間、申し込み不要で好きな時間に来場可能。指導者が常駐し、子どもたちはレベルに合わせた教材や、プログラミングを用いた工作などに取り組む。

 初日は田子町内の児童生徒11人が参加。開講式では古田代表がクラブハウスの狙いやルールを説明し、「これから未来をつくるのは皆さん。ここでいろいろなアイデアを出し、未来をよりよいものにして」と呼びかけた。

 参加者は早速、ジャイロセンサーを使ったおみくじ装置などの工作に挑戦。田子小5年の佐藤善君(11)は「興味があること、やりたいことをどんどんやってみたい」と意欲を見せた。

 同社の古田直道プロジェクトマネジャーは「せっかく学校でタブレット端末が配布されているので、子どもたちができることを増やしたい。違う学年の子ども同士が教え合える場にもなれば」と話した。

 対象は田子町内の児童生徒のみ。問い合わせはタイムソフト=電話0179(32)4347=へ。

 
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