Free故郷であでやかに 舞妓・市琴さん(八戸出身)、市成人式で祝いの踊り

「祇園小唄 鴨川小唄」を披露した市琴さん
「祇園小唄 鴨川小唄」を披露した市琴さん

八戸市出身で京都「先斗町」の舞妓・市琴=いちこと=(本名・湊谷倖愛)さん(19)が7日、「八戸市成人式~二十歳の記念式典~」に出席し、ステージで祝いの踊りを披露した。市琴さんは取材に「同い年に見てもらう機会はなかなかないので緊張したが、貴重な経験になった」と笑顔を見せた。

 市琴さんは市立下長中を卒業後、2019年4月に京都に移り、稽古を積み、20年1月に舞妓としてデビューした。今回は、京都伝統伎芸振興財団が実施する「舞妓の故郷帰り支援事業」によって成人式に参加。同事業の活用は東北地方出身者として初めて。

 祝いの踊りは式典最後のアトラクションとして実施。あでやかな着物に身を包んだ市琴さんはお座敷の定番となっている「祇園小唄 鴨川小唄」を情感たっぷりに踊り、参加した同い年の若者は見入っていた。

 3月には20歳を迎えるという市琴さん。「大人への第一歩として、稽古事に精進して成長できる年にしたい」と抱負を語った。

 
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