Free特製弁当で「良いお年を」 1人暮らしの高齢者に配達/八戸・上長地区社協

弁当を受け取り、感謝の言葉を述べる黒澤壽一さん(左)

特製弁当で良いお年を―。八戸市の上長地区社会福祉協議会(上野茂宣会長)は22日、地区内に住む1人暮らしの高齢者向けに、手作りの折り詰め弁当を配達した。

弁当の配達は、歳末の寒い時期に閉じこもりがちな高齢者の孤独感を和らげようと、約30年前から実施。青森県共同募金会からの配分を受けて行われている。

同会員と同地区民生委員児童委員約20人が上長公民館に集まり、76人分の弁当を調製。完成後、地区の高齢者世帯に配達した。

配布された特製弁当

メニューは焼き魚や鶏の唐揚げ、エビやシイタケの天ぷらのほか、ホタテの入った煮物など。冬至に合わせ、カボチャの煮付けも添えられた。

弁当を受け取った黒澤壽一さん(85)はおととし妻を亡くし、1人暮らしという。「このような取り組みのおかげで、温かな気持ちで年を越せる。ありがたく頂きます」と感謝した。

上野会長は「特製の弁当で、少しでも皆さんに元気になってもらえたらうれしい」と話した。

 
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